
人工膝関節形成術は
膝関節が炎症や加齢的変化によって高な変形が膝関節に生じ、それによって痛みや水腫、可動域の制限が著明な症例に人工膝関節手術は行われます。
日本人の変形性関節症の変形はほとんどが内反変形(内股、O脚)です。関節リウマチや外傷後の変形性関節症で外反変形(X脚)を示していることがあります。
内反変形の変形性膝関節症でのレントゲン写真では内側の関節裂隙が狭少化(ほとんど消失)しています。膝の痛みが膝の内側に強く、膝の曲がりが悪く正座も出来なくなっています。
☆下肢の良いアライメントとは(膝にとって)
起立歩行する上で最も人体に負担のかからない長持ちするであろう骨格をいいます。

人工膝関節は4つの部品によって構成されています。1つは大腿骨顆部の関節軟骨を切除したあとに挿入するフェモラルコンポーネントです。それに下腿骨に挿入するティビアベースプレート、その間にはさみこみ関節の動きを行うポリエチレンサーフェイス、膝蓋骨関節面を形成するパテラサーフェイスからなっています。
人工関節は左図のように挿入します。当院では人工関節と骨の間の固定は骨セメント使用しています。
症例1.
高度に膝の変形が進行し歩行が困難であった症例です。
左側の膝の手術をまず行い、3ヵ月後に右側を同様の手術を行いました。
手術時、関節面をみると、内・外側の関節軟骨は剥げ落ちて、軟骨の下の骨が露出して象牙のように硬くなっています。
症例2.
膝の破壊が強く、膝がぐらぐらした状態の症例です。

症例3.
関節リウマチによる膝の変形が進行した症例です。
症例4.
外傷後(下腿骨の膝関節内骨折)に膝の変形を残した症例です。
症例5.
高位脛骨骨切り術の術後15年経過して、両膝痛が出現したため両側に人工膝関節形成術を行った症例です。

人工膝関節は下図のような状態で膝関節の中に入っています。当院では人工関節の骨との固定には術後出血量の減少と早期に膝関節の可動訓練が行えるように骨セメントを使用しています。











