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両方の関節が悪い場合、どちらの関節から手術をした方がよいのでしょう

変形性関節症は両側罹患している人が多くいます。両方の関節が悪い場合、レントゲン写真の状態だけで手術の時期を決定する判断の基準にはなりません。人工関節形成術の適応は進行度が末期あるいは末期に近いことである、としています。変形性関節症の進行の度合いが変わらなければ、痛い方から手術する方が好ましいと思われます。両側の手術を同時に行うことはめったにありません。その理由は片方の手術を行って反対側の痛みが軽くなる場合もあるからです。片方の手術をして6ヶ月ぐらい外来で様子を見ることにしています。しかしながら痛みが強くなり進行が早くなる場合もあります。その時は出来るだけ早く反対側の手術も行うことにしています。


両側の末期膝関節症

この患者さんは72歳の男性です。膝の痛みのために大好きなゴルフが出来ないということで来院されました。両膝には水が溜まっていました。年齢的には非常に高齢ですが、大好きなゴルフを続けるためにも手術(人工膝関節形成術)を勧めました。右側の手術のあと6ヵ月後に左側も手術を行いました。現在お元気にゴルフをされています。


両側の末期股関節症

 58歳の女性です。歩くのが非常に困難で。松葉杖にすがるようにして来院されました。外出も出来ず、夜寝るときも痛みを訴えておられました。脚がねじれないために、靴下をはいたり下着をつけることも困難でした。両側の手術を3ヶ月の間に行いました。