リウマチ膠原病治療センター

概要

膠原病というのは、1942年にはじめて提唱された比較的新しい疾患群で、病名ではありません。ヒトの身体の臓器組織は膠原質(すなわち沢山の種類のアミノ酸や窒素原子から成る硬蛋白質)から成立っていて、これがフィブリノイド変性や粘液性膨化をきたして以下に述べるような病態を示すことになります。病因はなお不明です。

従来、膠原病といわれたものは、関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・強皮症・多発性筋炎・皮膚筋炎・結合性多発動脈炎・リウマチ熱の7つでしたが、近年はシェーグレン症候群、混合性結合織病、ライター症候群、懐死性血管炎など類縁疾患も含め20種類以上も含められています。

病気の本態が見えにくいので、症状もばらばらであり重複していること多いので専門家でも診断に難渋することが多いようです。大まかな特徴は次の通りです。

膠原病についての特徴

  1. 全身症状:発熱、体重減少、倦怠感など
  2. 多臓器病変:関節、筋肉、皮膚、消化器、呼吸器、循環器、神経、血液、腎臓、泌尿器、眼、外・内分泌、などすべての臓器変化とその重複
  3. 慢性寛解再燃性:主に炎症性変化として寛解と再燃を繰り返すことが多い
  4. 免疫異常性:自己抗体,自己感作状態の存在と液性および細胞性の免疫異常
  5. 特異的素因の存在:HLAなどで表現される遺伝性の可能性

所的な特徴、たとえば関節痛、腫れ、皮膚紅班、硬い結節、などはそれぞれの疾患で異なります。治療は対症的となり、ステロイド剤や抗炎症剤が多いわけですが、長期にわたって治りにくいので、この中のいくつかは難病指定されており、手続きをして許可されれば公費治療がうけられるものもありますので、専門医と相談されるとよろしいでしょう。