医学検査部

心臓生理検査課

概要

心臓生理検査課では、臨床検査技師が主に超音波検査などの循環器関連の生理検査を担当しています。生理検査とは、心臓をはじめ、血管や肺、脳、神経などの生理的反応や機能を検査し、その情報を提供することによって病気やケガの診断を補助しています。
日本超音波医学会の認定超音波検査士(循環器)が在籍しており、質の高い医療に貢献しています。

検査の紹介

心臓超音波検査心臓超音波検査
iE33

フィリップスiE33

超音波を用いて心室や心房の大きさや心筋の厚さ、動きを調べたり、弁の形態や機能を調べます。特に虚血性心疾患や心不全の基礎疾患の鑑別に有用です。

※検査時、胸にゼリーを塗ります。(検査所要時間:約20分)

心肺運動負荷試験(CPX)

運動対容能(体力)を評価する検査です。言い換えると、心臓に負担をかけない安全な運動能を調べる検査です。
心電図、血圧、さらに呼吸中の酸素、二酸化炭素の濃度を計測しながら、自転車をこぐ運動をしていただきます。
最大酸素摂取量などの数値が分かります。

※検査時、運動し易い服装、靴を準備していただきます。(検査所要時間:約60分)

頚動脈超音波検査

総頚動脈、内頚動脈および椎骨動脈の動脈硬化や血流状態を調べます。生活習慣病による動脈硬化の進行度の判定やめまいの原因精査にも有用です。

※検査時、胸にゼリーを塗ります。(検査所要時間:約20分)

下肢動脈超音波検査

足の付け根から足首までの動脈の動脈硬化や血流状態を調べます。少しの距離を歩くとふくらはぎに凝りや痛みを感じ、休むと症状が改善する(間欠性跛行)の症状が特徴的な閉塞性動脈硬化症の診断に有用です。

※検査時、検査用の短パンに着替えていただきます。(検査所要時間:約30分)

肺機能検査

肺の病気の診断や治療効果の判定に有用です。手術前の肺機能チェックにも利用されます。

(検査所要時間:約10分)

心電図検査

動悸や胸の痛みなどの症状がある場合、不整脈や虚血性心疾患が疑われる場合に行います。
検査時、両手両足にクリップ電極、胸に吸盤状の電極を装着します。

運動負荷心電図(トレッドミル)
運動負荷心電図(トレッドミル)

GE CASE

不整脈や狭心症が疑われる場合や、心疾患のある患者さんの、運動許容量の判定に有用な検査です。ルームランナー上で運動して、心臓に負担をかけた状態での心電図の変化を調べます。

※検査時、運動し易い服装、靴を準備していただきます。(検査所要時間:約20分)

ホルター心電図ホルター心電図
ホルター心電図

フクダ電子 FM-150

24時間心電図を記録することで、日常生活での不整脈や虚血性変化を調べます。また、不整脈や虚血性心疾患の治療効果判定にも有用です。
小型のレコーダーを使用していますので、検査機器の重さはさほど気になりません。

※検査当日はお風呂に入れません。

24時間自由行動下血圧測定(ABPM)

小型の血圧計を装着し、24時間血圧を記録します。日常生活での血圧の変動パターンや昼間の血圧と夜寝ている間の血圧の差を調べます。降圧剤の治療効果判定にも有用です。約15分間隔で測定します。

※検査当日はお風呂に入れません。

血流依存性血管拡張反応検査(FMD)
血流依存性血管拡張反応検査(FMD)

ユネクスイーエフ 18G

血管内皮機能障害は生活習慣病の合併症である動脈硬化の気質的変化が起きる前の段階から現れる障害であり、血管内皮機能障害を検査するFMD検査は、動脈硬化を早期に評価可能な検査とされています。
血圧計のカフで腕を一定時間縛った後、一気にカフを緩め専用の超音波装置で血流増大や血管径の変化を調べます。

※検査当日は朝食を摂らないでください。(検査所要時間:安静時間を含め約1時間)

ABI検査

両腕、両足首の血圧を測定し、その比率を調べる検査です。心電図の電極、心音マイクを装着しPWV(脈波伝播速度)も同時に検査します。
PWV値が高いと動脈硬化が進行していることを意味します。ABI値は閉塞性動脈硬化症のスクリーニングに有用です。

(検査所要時間:約10分)

サーモグラフィー

皮膚温の異常や左右差を調べる検査です。
症状や疑われる疾患により、10℃の冷水で患部を冷やし負荷をかけた状態での検査が必要になる場合があります。

(検査所要時間:約10~20分)

眼底カメラ

眼の奥にある血管、網膜、視神経乳頭など調べる検査です。
高血圧や糖尿病に合併する、眼疾患や動脈硬化の進み具合もわかります。
当院では無散瞳カメラを使って検査しますので点眼薬は使用しません。

※暗室でカメラのストロボのような光を一瞬眼に当てますが、眼に影響は無く検査時間は数分で痛みはありません。

睡眠時無呼吸検査(簡易型)

寝ている間に無呼吸や低呼吸を繰り返し、睡眠障害をきたす睡眠時無呼吸症候群(SAS)を調べる検査です。
検査当日は小型の計測機器を手首に装着し、鼻と指先にセンサーを装着した状態で就寝していただきます。

※検査機器は就寝前患者さんご自身で装着していただきます。装着法については、簡単なマニュアルをお渡しし、分かりやすく説明します。

皮膚還流圧測定(SPP)

皮膚レベルの血流を調べる検査です。
重症下肢虚血の評価、難治性潰瘍の治療方針の決定に役立ちます。
測定部位を血圧計のカフで縛り、徐々に減圧しながら測定します。

(検査所要時間:約30分)

心臓生理検査についての疑問点や不明点など有りましたら
どのような質問でもお気軽に心臓生理検査課までお問い合わせ下さい。
心臓生理検査課 (内線1061)