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2024年02月のアーカイブ

「心電図」は心臓の電気的な活動の様子をグラフ状に記録し、循環器分野には不可欠です。

当院では循環器内科病棟に勤務する薬剤師、看護師、理学療法士などの多職種メディカルスタッフや心電図検査を担当する臨床検査技師が、日本不整脈心電学会が主催する「心電図検定」に取り組んでいます。

心電図検定とは➡心電図検定 – 日本不整脈心電学会 (jhrs.or.jp) (日本不整脈心電学会のホームページに移動します)
 
メディカルスタッフの目標は2級取得。心電図の中等度~高度な判読力を有し、一般循環器医、循環器勤務ベテランメディカルプロフェッショナルに相当するものです。

2021年5月から1級合格者の循環器内科医師を講師に朝の勉強会がスタート。自己研鑽として初めは数名だった参加者が徐々に増えていき、現在は週1~2回、1回30分、ハイブリット(院内・zoom)形式にて年間50回~70回が行われています。
 

<結果>
2022年1月 第7回心電図検定 1級1名 2級6名
2023年1月 第8回心電図検定 1級3名 2級6名
うち薬剤師1名が成績優秀者として日本不整脈心電学会のホームページに掲載されています。
2023年12月の第9回心電図検定でも15名が受験し、1級6名、2級5名が合格しました。
 
この3年で1級が10名、2級が17名【重複合格者8名含む】と年々、高度な判読力を持ったスタッフが増えています。また、チームとしても職種を越えてお互いに教えあうなど良い環境が整ってきました。専門職の立場から心電図を理解することで、さらに患者さんの治療に貢献したいと考えております。