スタッフブログ

2021年08月のアーカイブ

安全功労者内閣総理大臣表彰は、毎年7月1日を「国民安全の日」とし「国民の一人ひとりがその生活のあらゆる面において、施設や行動の安全について反省を加え、その安全確保に留意し、これを習慣化する気運を高め、産業災害、交通事故、火災等国民の日常生活の安全を脅かす災害の発生の防止を図る」という趣旨に基づき行われているものです。

当院では、1981年の開院以来、地域の皆さまと合同で防火・防災訓練を実施しております。また、熊本地震を踏まえた事業継続計画(BCP)を学会で発表しており、このことが評価され受賞となりました。【消防関係:本年は全国で個人3名、団体3団体】

今後も地域の皆さまとの連携を図り、訓練を続け、災害の発生に対応できるよう、取り組んで参ります。


 

8月28日(土曜日)に当院南館ホールにて、座長に熊本大学循環器内科の辻田賢一教授をお迎えし、3人の専門職がそれぞれの立場から「心臓の守り方」をお伝えする講演会を開催いたします。

参加には事前の申し込みが必要です。【先着40名】
こちらの申込書を印刷いただくか電話、メールでもお受けしております。
皆さまのご参加をお待ちしております。

 
今回、聖隷浜松病院リハビリテーション部 原田康江先生をお迎えし、「手指腱損傷に対するハンドセラピィ」というテーマで、リモートでのご講演をいただきました。



講義内容は、手指腱損傷に対する腱の働きや解剖、腱の治癒過程、ハンドセラピィの目的、複合組織損傷、症例提示まで幅広い内容をご講演いただきました。特に、症例の問題点に焦点を当てたスプリント作製や、主治医や多職種との密な連携に関しては、当院のハンドセラピィに対する支援を改めて見直す良いきっかけとなりました。

今回の講義を聞いて印象に残った内容は評価の重要さです。生じてしまった可動域制限の原因はなにか、早期の適切な評価とハンドセラピィが二次的拘縮の予防へと繋がることを再確認し臨床場面と繋げながら理解を深めることができました。また腱損傷症例に対して、時期に応じたハンドセラピィやスプリント療法の重要性やADLで患手使用を許可するとき症例の個性を考慮しできるだけ細かく説明する大切さを再確認することができました。



2日間に渡りお忙しい中にも関わらず、私達のために時間を作って頂きありがとうございました。今回の講義をしっかりと臨床業務に活かしていきたいと思います。


総合リハビリテーション部 作業療法士 江上梨子