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2021年06月のアーカイブ

今回は慶應義塾大学病院 リハビリテーション科 主任 阿部薫先生をお迎えし、『随意介助型電気刺激装置を用いたリハビリテーション』というテーマで、リモートでのご講演をいただきました。



講演内容は、随意介助型電気刺激装置を用いたHANDs療法の概要から、神経科学およびエビデンスに基づいた実践方法、日常生活動作に対する介入方法まで幅広い内容をご講義いただきました。特に、電気刺激と併用して使用する装具の選定方法や、多職種の連携による支援に関しては、当院の上肢機能に対する支援を改めて見直すきっかけになると思いました。

私が印象に残った内容は、日常生活動作に対する課題設定のきめ細やかさです。対象者の状況に合わせて「ペットボトルの蓋を開けるときに押さえる」「麻痺手で歯ブラシをもって歯磨き粉をつける」など具体的で本人が取り組みやすい課題を設け、電気刺激装置を外しても麻痺手の使用が習慣化するような治療戦略に対してとても感銘を受けました。

当院で運用している随意介助型電気刺激装置(商品名:IVES(OG技研))の導入基準や課題設定等についてスキルアップを図っていくことの必要性を感じました。対象者の「できる能力」を引き出し、日常生活で使える上肢機能を目指して支援していくことの大切さをとても感じた研修会となりました。


総合リハビリテーションセンター 作業療法士 亀田 早紀