スタッフブログ

~研究の秋~ クリニカルパス大会

こんにちは、広報スタッフです。
日に日に秋めいてきて、過ごしやすくなりましたね。

秋は、「食欲の秋」「読書の秋」・・・と言われますが、当院では「研究の秋」?!
ということで、クリニカルパス大会という研究発表会が行われました。

クリニカルパス”って何?
病気やケガを治療するにあたって、例えば入院から退院までの間に、どんな治療方針で検査やケアをいつ頃行うかをまとめた診療スケジュール表のことです。
あらかじめ診療スケジュールが分かっていることで、患者さんの治療に対する不安を軽減できるだけでなく、様々な職種のスタッフが「チームとしての医療」をスムーズに提供できるようになります。

当院では、このクリニカルパスを様々な職種の視点から研究し、質を高めていくよう務めています。
そして、その研究成果を発表し、院内で、より活用できるように「クリニカルパス大会」を開催しています。
今回で37回目となりました!

今回のテーマは「重症患者の自宅復帰に関連する要因の分析」でした。

はじめに、米満総院長の挨拶からスタート。


医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーの発表があり、
各分野で重症脳卒中患者さんの自宅退院に関連する要因が分析されていました。


統計手法を用いた分析が深くなされており、説得力の有る発表となっていました。
また、排泄や口腔ケアの自立など生活に密着することが、自宅退院に関連する要因として挙げられており、参加したスタッフも興味深かったと話していました。

このクリニカルパス大会は秋に限らず、今年は年間4回開催予定です。
秋に限らず意欲にあふれるスタッフの姿に、仕事に対する前向きな気持ちを再確認することもできました。